こまったちゃんを演じる女優「モモ」。
ふだん、その全体的にまるいフォルムで肉まんのように美味しそうなモモにメロメロで、半分おばあちゃん目線の私はついついモモに対して甘くなっていると思っていた。
言うべきところはルルと同じように言うようにしているけど、次の瞬間には目じりが下がる。
みんなにも愛され、強気ではあるが素直で笑顔が絶えない子に育っていて安心していたのだが、最近はどうも様子がおかしい。
すぐへそを曲げる、保育園に行きたがらない、「なんで!」「イヤ!」が口ぐせ、あいさつしない、など。
保育園では行きも帰りも靴をぬがず(はかず)呼びかけにも反応せず遠くを見ている。
しょうがない先生や私に抱っこされると「しめしめ」といった表情でほくそ笑む。
先日私のおばのねこもりやがお迎えに行ったときのこと、出てくるなり「おかーしゃんがよかった!」と吐き捨てたという。
たしかに最近私にべったり気味ではあるけども、いつもひとりごとで「ももちゃん、あみみ(ねこもりやのこと)いくー。あみみしゅきー。」と言っているのを知っている。
私とのやりとりでもしょっちゅうかけ引きめいた態度をしてくる。(ツンデレってゆーの?)
本心とは逆の言動で気をひこうとしているようだ。
「こんなにみなからちやほやされているのに? ルルのほうがぐれるのはわかるが。」と思ったけど、最初に書いたように、それはこっちが「思っていた」だけだったのかもしれない。
私は日々肉まんモモに癒されているけど、ノーミソで考えていることはほとんどルルのことだ。
毎日ルルにやいやい言うけど言うのは想っているからこそ。
ルルはつらいとは思うけどそれでもお母さん大好きなのは、ふたりで過ごした6年という時間のダテではない信頼があるからだ。
モモはそこを本能で感じているのかもしれない。
他のひとにも同じように6年間のルルとの時間があるのだから。
モモが入っていけない時間があることに嫉妬が芽生えたのかな。
こうしてだんだんただ無邪気なだけじゃなくなるのね。
母はいつまでも肉まんでいてほしいと思ってしまうけど、そうはいかないか。
ありがたいのは、ルルとモモがなんだかんだで仲がいいこと。
ルルもモモに対して複雑な気持ちをもっているのは当たり前なはずだけど、お姉ちゃんらしく、ときに対等に、ときに泣かされたりしながらも一緒にいてくれている。
お花畑ルルとガチンコモモでバランスがいいのかもしれない。
こうして今日もわちゃわちゃのいちにちが過ぎてゆくのでありますな。
さて明日はどんなドタバタ劇場でありましょうか。
生きてるだけで笑って過ごせる幸せをかみしめたいと思います。
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