「宇宙人」の気づきと変化。
私はよく人から嫌われます。
もともと性格が良くないからだと思います。
加えて宇宙人だし、考え方が受け入れがたいからでしょうねえ。
おもしろがってくれる人からはウケはいいのだけど、田舎ではシンパシーを感じてくれるのは猿くらい。(よく家の裏に出没する。逃げない。おちょくられてるのかな。)
ルルは宇宙人でも好かれるんだよな。
私からみたら「宇宙人の極み」でしかないのだけど、極めると好かれるの?
地球征服するのかな。
そんなルルでもあからさまに嫌悪をぶつけられている相手がいる。
おませな高学年の女子なんだけど、私に対しても同じように嫌悪感まるだしだから相当なもの。
こちらには何の心当たりもないのだけど、「生理的にダメ」ってヤツかしら。
こんな小さい地域でなんだかなあと思っていたんだけど、色んな事情があってのことだからしかたない。
それが今日、ルルを学童に迎えに行ったとき(最近学校に行くことが多くなった)なんとその子が話しかけてきた。
モモも同行していて、少し校庭で遊ばせてもらおうと思っていたのだけど、その子がモモのお世話をしてくれながら一緒に遊んでくれたのだ。
学童の先生の手前だからかもしれないけど、それでも私とルルはうれしかった。
ルルとはそのことについて話したわけではないけど、ルルの表情が最初は戸惑って様子を見ていたようなところから、その子がモモを相手する様子をだんだん嬉しそうに見はじめ、モモを抱きかかえたときなんともいえない表情をした。
そのとき、ルルがその子に対して抱いていた想いを知った。
そのあと私たちはなんだか満たされてしまって、ルルの嬉しそうな様子に私はさらに嬉しくて。
この気持ちも驚きで。
はじめてルルの母になったような感覚にあります。(笑)
ルルはるんるん気分そのままで「今日は夕飯わたしが作る!」と言って、ミートソースを作ってくれた。
もしかしたら、今日だけのことで明日にはまた以前と同じような態度をとられてしまうかもしれないけど、どうか乗り越えてほしいなあと思う。
私は最初から「別にいいや」と思える偏愛主義宇宙人だけど、ルルは博愛主義宇宙人のようなので。
さっきふとんで話をした。
「ルルはみんなが好きだからみんなから好かれるんだね。お母さんはずっとそんなルルがうらやましかった。それに気づかずにルルにつらく当たっていたことがあった。ごめんね。」
「ルルはお母さんが怒るときお空に飛んでいきたいと思うことがあったよ。できないから外に草で家を作って住もうかと思ったりした。」
前半のことばには胸がえぐられた。
後半のことばには腹がえぐられるくらい笑った。
泣き笑いながら「ごめんね」と言った。
そうしたら、今までたまっていた感情が爆発したのか赤ちゃんのようにぐずり始め、つられてモモもぐずり始めた。
これまでの私なら「いいかげんにしろーーー!!」と叫んでいたであろう。
でも今日は本当に子どもたちのぐずりに挟まれることが幸せだと感じた。
あの子のようにあからさまに感情をぶつけてくるこもいれば、一見なんの問題もなさそうにみえてたくさんのことを抱えている子もいる。
あの子とも、もっと話がしたいと思う。
今日のあの子が本当のあの子かもしれないから。
ルルのためにも。
みんなが幸せであればいいのにと、絵にかいたようなことを本気で思ってしまっています。
私もちょっといい宇宙人になれそうです。
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